岡山学芸館高等学校

2025年08月22日

【DXハイスクール】鹿野利春教授による教員研修

8月20日(水)午後はDXハイスクール校としての教員研修を行いました。

講師は一般社団法人デジタル人材共創連盟 代表理事の鹿野利春先生をお招きしました。

【鹿野利春先生経歴】
石川県の公立学校教諭に勤務した後、石川県教育委員会を経て文部科学省に高等学校情報科担当の教科調査官として勤務。
新学習指導要領をまとめた後、情報Ⅰ・情報Ⅱの教員研修用教材をまとめる。情報教育の施策に携わる。
現在は京都精華大学メディア表現学部教授。
(京都精華大学HPより)


【研修会の演題】
「高校教員が知っておくべき、高校情報教育の方向性」というテーマで、お話しをいただきました。
文部科学省や経済産業省、総務省など国の戦略としてデジタル人材の育成が急務であること。

5年後、10年後の日本の経済を支える理系人材を育てるためにも、この「情報Ⅰ・Ⅱ」という科目と他の科目、総合的探究の時間との連携をはかってくことが重要であることなど、ご説明頂きました。

質疑応答の時間も本校教員からの様々な観点からの質問にも丁寧にお答えいただきました。


【教職員の感想】
◆情報科教育について総合的にお話しいただきありがとうございました。自分の教科指導のリフォームの必要性を強く認識しました。AIが遍在する未来を想像して,子供たちに伝えておくべき大切なものは何か,本質的なアプローチが求められているのだと理解しました。(数学科教員)


◆現在、各教科における情報教育を認識させられた。また、旧態依然の教科指導では時代の潮流とは逆になっており、新たな取り組みの必要性を感じた。特に、カリキュラムマネジメントのスライドからは、「国語」の中で取り組むべき方向性が認識できて、とても参考になった。質疑応答の中では、情報教育に加えて、根底には「哲学」が必要であると教えていただき、感銘を受けた。(国語科教員)


◆情報の教科としての存在意義について社会の変化を見越してすべての教科との連携を考え、実践していくことだと分かりました。ゆえに、探求が探究になってきた過程と同じだと思いました。(理科教員)


------------------------

岡山学芸館高等学校は令和6年度DXハイスクール指定校、令和7年度DXハイスクール重点類型グローバル型指定校として、学校教育のDX化、デジタル人材の育成を進めています。


今後は、岡山大学との高大接続事業、デジタルハリウッド大学との情報Ⅱの連携授業などを予定しています。

前のページに戻る